東京電力は27日、2031年までの福島第1原発の廃炉工程を詳細化した「廃炉中長期実行プラン2020」を公表した。21年に溶融核燃料(デブリ)の取り出し開始を見込む2号機に続き、早ければ31年末までに3号機、1号機の順番で取り出し開始を目指す。原子炉格納容器の内部調査は1号機で20年度下半期、3号機で25年度までに着手する方針も示した。
3号機はこれまでの調査で、デブリとみられる物体が原子炉格納容器の底部などに広がっているのを確認している。1号機ではデブリを直接確認できていないことに加え、取り出し装置を設ける原子炉建屋1階の放射線量が毎時約千ミリシーベルトと高い環境などを考慮し、3号機を優先して検討する。1号機原子炉格納容器の内部調査は19年9月までに着手予定だったが、準備作業の遅れで先送りされていた。
東電はデブリ取り出し設備の開発と並行し、設備を設置する敷地の確保を進める。22年度に3、4号機共用排気筒(高さ約120メートル)、23年度に1、2号機共用排気筒の下部(同約60メートル)の撤去に着手する予定だ。
各号機の使用済み核燃料プールに残る燃料の搬出時期も示した。現在実施中の3号機での作業を20年度中に終え、22年度に6号機で着手。その後は5号機、2号機、1号機の順番で着手する。取り出しを完了している4号機を含め、31年までに全6基の計4741体の搬出完了を目指す。
東電の実行プランは政府の廃炉工程表「中長期ロードマップ」をより具体化した内容で、廃炉の進展や課題に応じて定期的に見直す。主要工程の見通しを示すことで着実な廃炉の進展につなげるほか、地元企業が廃炉作業に参入しやすい環境を整える狙いがある。
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March 28, 2020 at 09:18AM
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3号機、1号機の順で取り出し 溶融燃料、31年末までに着手 - 福島民友
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