私は決して忍耐強い人間ではありません。せっかちですし、「どうしてみんなさっさと効率よく行動しないのかな」と思うこともよくあります。
メールは24時間以内に返信して欲しいですし、スーパーで店員がまだ商品をスキャンしているうちにクレカをカードリーダーに入れてしまうタイプです(こうすればずっと早いのに、みんなどうしてしないんだろう!)。
つまり、スーパーで牛乳を1パック買うときだろうと、空港のセキュリティを通る順番を待っているときだろうと、なかなか進まない長蛇の列に並ぶ羽目になると、たちまちイライラしてしまうタイプです。
でも、最近はほとんどイライラしなくなりました。
その理由を正直に告白すると、まず1つめはポッドキャストのおかげです。
(ポッドキャストがなかった頃は、いったいどうやってエンドレスに感じる待ち時間をやり過ごしていたのかわかりません。そういえば、以前はどこに行くときも本を持ち歩いていたことは覚えていますが。)
2つめの理由は、列に並んで順番を待つのは時間がかかるという事実を、ある時点で受け入れられたからです。
就活もそうですが、何であれ他人の返事を待つことは時間がかかるものですし、かかる時間の長さを自分でコントロールできることはめったにありません。
状況を具体化すればイライラしない
『Journal of Organizational Behavior』に発表されている最近の研究が、忍耐強くなる秘訣は、我が身に起こっていることを具体的に(現実的に)考えて、抽象的でネガティブな憶測を避けることだと説いていて、私はこの説について学ぶことに興味を持ちました。
Fast Companyでは以下のように解説されています。
コツは、できるだけ具体的に考えることです。そうすれば、待ち時間が短く感じられるようになります。
抽象的に考えると、待つことにネガティブな意味を与えがちで、どんどんネガティブな感情が沸き上がります。
「誰かが電話会議に遅刻した場合、抽象的に考えると“その人はこちらの時間を大事にしていない”とか、“この会議を重要だと思っていない”などと考えて腹が立つかもしれません」とベン・グリオン大学の組織心理学者であるDorit Efrat-Treisterさんは言います。
「しかし、“電話番号を間違えたのかもしれない”とか、“先に別の電話会議があったのかもしれない”と考えると嫌な気分になりません」
要するに、並んでいる列がなかなか進まないときは、前の人がぼんやりしているせいではなくて(「TSAの係員の前に来る前にどうして予め財布から免許証を出しておかないんだ!」)、列に並んだら時間がかかっても当たり前だと思うことです。
採用面接の結果を待っているときは、就活とはそういうものだと思うことです。
言うまでもなく、こちらにとっては就職することが最優先事項ですが、採用する側にとってはそのポジションを埋めることは、多くの優先事項の1つでしかありません。
靴を履くのに信じられないほど時間がかかる子どもを待っているときも同じです。
「この子は靴紐の締め方を学んでいる最中なのかな」とか「さまざまな優先事項のバランスをとろうとしていて(例:「靴を履くこと」対「おもちゃで遊ぶこと」)、今は靴を履くことが先だとわかっていないのかな」というふうに具体的に考えればいいのです。
物事を具体的に解釈しよう
ですから、できるだけ具体的な解釈をしながら生活するようにしましょう。
道路が混んでいることもあれば、上司が会議に遅れることもあるでしょう。スーパーで並んでいるとき自分の前にいる人がポイントカードを忘れてレジの人に電話番号を伝えなければならないことだってあるかもしれません。
物事の進捗が遅いのは異常事態が発生しているからではなくて、それが生活の現実なのです。
もちろん、ポッドキャストを聞くことで待ち時間をやり過ごせるなら、それも常に選択肢の1つです。
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Image: Shutterstock.com
Source: Journal of Organizational Behavior
Nicole Dieker – Lifehacker US[原文]
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