渋谷真コラム・龍の背に乗って
◇31日 中日5ー3ヤクルト(ナゴヤドーム)
3失点で勝つ。僕はこの日を待っていた。なぜか。ここが竜のアキレス腱(けん)であり、克服は上位浮上のための絶対条件だからだ。
現在はチーム防御率は4点台に甘んじているが、通常は3点台の半ばで収まる。つまり、3失点は「まずまず」なのだ。そんな試合を勝つのか負けるのか。そこで差が出る。いわば勝敗分岐点。実は昨季5位の要因はここにもある。3失点以下で衝撃の24敗。これは両リーグワーストであり、いかに投手を見殺しにした黒星が多かったかの表れである。今季もすでに4敗。だけど負けた日に書くのはあまりに忍びない。だから3点取られて勝つ日を待っていた(7月1日以来)。
3失点での勝利で希望が宿る。そして二塁打で勝つと光が差し込む。あれは1月31日。キャンプインを翌日に控えた全体ミーティングで、パウエル巡回打撃コーチがこう言った。
「われわれは走者一塁から2ランを打つ野球ではなく、二塁打3本で2点を取る野球を目指そう」。昨季はセ・リーグ最高のチーム打率を誇る一方で、本塁打は12球団最少。だが急に本塁打は増えない。そうではなく、速い打球を打ち、二塁打を増やそう。そう訴えたあの日から、6カ月がたった。もちろん簡単な道ではない。そもそも、昨季の二塁打数(240)は12球団最多だったのだから。それでも本塁打で失った3点に、二塁打で対抗した。ビシエドで追い上げ、阿部で勝ち越し、高橋で突き放した。4本積み上げて計53二塁打はリーグ3位である。
「選手たちもうまくいかなくても、前を向いて戦っていく。必死になってやっている姿は感じていますし、チーム一丸となってやっていくしかないです」
与田監督が口にした「一丸」。打たれたエースを中軸が打ってもり立てた。たかが3失点。負けてはいけない。いや、勝たねばいけない日なのだ。
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August 01, 2020 at 08:54AM
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3失点でも勝つ、この日を待っていた…本塁打で失った3点に“二塁打”で対抗 中日が目指す野球のカタチ - 中日新聞
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