関西テレビ
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大阪府では、26日の新型コロナウイルスの重症者は68人で、依然として高止まりの状況が続いています。
今年3月に感染し、1カ月間、意識不明の状態が続いた男性が取材に応じました。
重症化の実態はどういうものなのか。
発症から1週間あまりで人工呼吸器をつけ、その後意識不明になった男性が当時の状況を語りました。
【澤井淳一郎さん(56)】
「これがエクモ(人工心肺装置)の痕。酸素を入れてたらしい。私は覚えてないからね、眠ってるから」
大阪市内で居酒屋を経営する澤井淳一郎さん(56)。
今年3月、37度2分の熱が続き、6日後に新型コロナウイルスへの感染が判明、その日に入院しました。
【澤井淳一郎さん(入院初日に撮影)】
「家に帰りたい。みんなと一緒にご飯食べたい。みんな、しっかり育つんやで。ケンカしたらいかんで。ごめんな、みんな」
もともと、肝硬変や糖尿の持病があった澤井さん。
容体は急激に悪化します。
【澤井淳一郎さん(入院2日目に撮影)】
「死ぬ順番を待ってる感じがします。息が苦しいです」
入院3日目には人工呼吸器を装着。
しかし回復が見込めず、入院6日目、ついに「最後の砦」ともいわれる人工心肺装置=ECMOを装着することになりました。
【澤井さんの長女・麻衣さん(36)】
「病院に行くにも行けない状態だったので。とにかく病院から言われてたのは『もしかしたらこれが最期になるかもしれない』と。びっくりしましたし、不安でした」
家族は詳しい状況を知ることもできないまま、澤井さんは1カ月間意識がない状態が続きました。
【澤井淳一郎さん】
「連日連夜、縛られて拷問を受けてた夢を見てた。それが辛くて『離せ、やめろ』と。被害妄想を見てた。だけど、次男坊が夢の中で泣いてた。生きて帰らないかんなと。『生き返ったるわ』と次男に夢の中で言った」
入院39日目、ようやく退院。
ユーモアあふれる澤井さんは、洗面器をかぶって家族と対面しました。
【澤井さんの家族】
「おかえり、おかえり」
喉には人工呼吸器の管を通していた穴が残っていて、大きな声は出せませんでした。
【澤井淳一郎さん(退院日に撮影)】
「(コロナの症状は)相当ひどかったみたい。きょう初めて聞かされて、びっくりした」
さらに澤井さんを苦しめたのは、後遺症でした。
【澤井淳一郎さん(退院日に撮影)】
「後ろから脇上げて」
筋力が弱まり、約2週間は自力で歩くことが出来ませんでした。
さらに、約3カ月にわたって、入院中にみた夢と現実の区別が付けられないような状態が続いたということです。
澤井さんは、回復できたことは、運が良かったと話します。
【澤井淳一郎さん】
「その時たまたまエクモが空いてた、エクモがたくさん空いててもそれを使いこなせる技術者がいたかどうか。私はたまたま運良く(条件が)満たされてたんだろうと。(医者には)本当に助けられたと感謝してるしね。検査してコロナだと早く分かるに、こしたことはないよね」
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August 27, 2020 at 04:08PM
https://www.fnn.jp/articles/-/78439
「死ぬ順番を待ってる感じ」 1カ月間意識不明だった元重症患者が実態を語る - FNNプライムオンライン
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