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Tuesday, November 3, 2020

旧海軍の特攻兵器「震洋艇」の格納壕 土佐清水市に10基残存 - 高知新聞

震洋艇の格納壕を調査する出原恵三さん=右=ら(土佐清水市越地区)

震洋艇の格納壕を調査する出原恵三さん=右=ら(土佐清水市越地区)

精密測量 全国的に貴重
 高知県土佐清水市越地区に残る旧海軍の特攻兵器「震洋艇」の格納壕(ごう)でこのほど、平和資料館「草の家」(高知市)の出原恵三副館長(64)が奥行きなどを測量した。機器を使った精密な調査は初めてとみられる。出原さんは「同じ場所に10基もそろって残っているのは全国でも清水ぐらい。非常に貴重な場所」と話している。

 震洋艇は250キロの爆薬を搭載して敵艦隊に体当たりする小型ボート。太平洋戦争末期、米軍の本土上陸に備えて各地に配備された。土佐清水市にも1945年6月、第132震洋特別攻撃隊が置かれた。越地区の海に面した山肌に掘られた15基の格納壕に24隻が配備されたが、出撃することなく終戦を迎えた。

 土佐清水市は約40年ぶりとなる市史発刊の準備を進めており、編集委員を務める出原さんが4月から調査している。

 10月29、30日の調査を含め、これまでに10基の残存を確認。そのうち6基の測量が終わり、高さ3~3・5メートル、幅3~3・7メートル、奥行き15~40メートルであることが分かった。

 出原さんによると格納壕は埋まったり、開発により壊されたりして、まとまって残っている所は全国的にも少ない。県内でも高知市、土佐市、幡多郡大月町で確認された格納壕は、いずれも2~4基という。

 今後も、残る格納壕の調査を継続。2022年度末をめどに発刊予定の市史では、測量したデータとともに、地形など格納壕周辺の様子も紹介することにしている。(山崎彩加)

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