会いたいのに会えない――。新型コロナウイルスの流行で、人と距離を取ることが求められる日常が続いている。命や家族について歌い続けてきた歌手のさだまさしさんには今、伝えたいことがあるという。厄災に見舞われた1年の最後の日、13年ぶりにNHK紅白歌合戦に出場するさださんは、どのようなメッセージを歌に託すのか。【聞き手・川崎桂吾】
<どんなにせつなくても/必ず明日は来る/ながいながい坂道のぼるのは/あなた独りじゃない>
紅白では「奇跡2021」を歌います。NHKから特別企画として「コロナに苦しんでいる人たちのために歌ってほしい」とのご依頼をいただきました。
もともとは29年前に発表した曲です。…
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