
関西の3府県に緊急事態宣言が出されるなか、大阪のレストランにハーブを卸してきた奈良県内の農家は、売り上げが大幅に落ち込むなど深刻な打撃を受けています。
奈良県葛城市の「寺田農園」は、クレソンやわさび菜などおよそ100種類のハーブなどを育てていて、主に大阪のレストランに卸しています。
しかし、緊急事態宣言が出され、飲食店に営業時間の短縮が求められるなか、ハーブの売り上げはふだんの3割ほどに落ち込んでいるということです。
ただ、生産調整が難しく、現在は、収穫したあと多くを廃棄しながら、取り引きの再開を待っている状況です。
このため農園では、道の駅やオンラインなど別の販路の開拓を進めているほか、家庭でもハーブを楽しんでもらうため調理法を紹介するネット動画の制作も検討しているということです。
農園の寺田昌史社長は、「出口が見えないことがわれわれ農家にとってもいちばんつらい。なんとかこの時期を耐えながら感染が収まることを期待するしかない」と話していました。
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