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Thursday, June 10, 2021

ロシア当局に拿捕された漁船 約2週間ぶりに稚内港に到着|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp

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先月、稚内市の沖合でロシア側に拿捕され、10日に解放された底引き網漁船が11日朝、稚内港に戻りました。乗組員14人の健康状態に問題はないということです。

稚内港に戻ったのは、稚内機船漁協所属の底引き網漁船「第百七十二榮寳丸」です。
「第百七十二榮寳丸」は先月28日、稚内市の沖合で操業中、ロシアの国境警備局にだ捕され、サハリンの港に連行されたのち、10日におよそ2週間ぶりに解放され、稚内港に向かっていました。
そして、11日午前6時ごろ、稚内港に戻りました。
乗組員14人の健康状態に問題はないということで、漁船が港に入ると、全員、元気そうな表情を浮かべていました。
乗組員は船の上で検疫などを受けたあと、下船するということです。
ロシア側の発表によりますと、漁船はロシアの排他的経済水域で漁業規則に違反したなどとして日本円にしておよそ900万円の罰金を科され、すでに全額を納付したということです。
今回の拿捕について、稚内機船漁協は「不当な連行だ」として、ロシア側を批判するコメントを出しています。
稚内機船漁協の風無成一組合長は報道陣の取材に応じ、「乗組員は全員、元気そうで安心した。ご苦労さまと言いたい」と述べました。
その上で、「漁船は日本の排他的経済水域で操業していたにもかかわらず拿捕された。不当な連行で、今後このようなことがないよう求めたい」と述べ、ロシア側の対応を批判しました。
さらに、漁船がロシア側に罰金を払ったことについて、「あくまでも乗組員の早期解放が最優先だった」と述べ、ロシア側が指摘する違法操業などを明確に否定しました。
「第百七十二榮寳丸」の乗組員に知り合いがいるという地元の男性は、11日朝、稚内港に到着する漁船を出迎えました。
男性は「帰ってきて本当に安心しました。違法なことはしておらず、ロシア側の対応は間違いだと思っています。このおよそ2週間は本当に長く、知人には『お疲れさまでした』と声をかけたいです」と話していました。

【知事“関係機関に心より感謝”】
鈴木知事は「解放にご尽力いただいた外務省、水産庁、稚内市をはじめ関係機関に心より感謝申し上げます。道としては関係機関との連携を強化し、漁船が連行され乗組員が拘束される事態が二度と発生しないよう対応していきたい」というコメントを出しました。

【乗組員は船内でPCR検査】
「第百七十二榮寳丸」の乗組員14人は、稚内港に到着したあとも船内にとどまり、午前10時の時点で、検疫や新型コロナウイルスのPCR検査などを受けています。
甲板で下船を待っている20代の乗組員は報道陣の問いかけに対し、「拿捕されているあいだ、風呂に入れなかったのがつらかった。早く家に帰りたい」と述べました。
また、健康状態に問題がないかという問いかけに対しては、大きくうなずいて応じていました。

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