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Friday, December 17, 2021

拉致被害者の家族会の前代表 飯塚繁雄さん死去 悼む声相次ぐ|NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB

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北朝鮮による拉致被害者の家族会代表を14年にわたって務めてきた飯塚繁雄さんが18日未明、83歳で亡くなりました。
被害者の家族は、肉親との再会を果たせないまま家族が亡くなる悲劇がまた起きたことに、深い悲しみに包まれています。

1歳と2歳の幼い子どもを残したまま北朝鮮に拉致された、田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんは、拉致被害者の家族会代表として、14年にわたって救出活動の先頭に立ってきました。
体調を崩して今月11日に代表を退き、病院で治療を受けていましたが、18日未明、83歳で亡くなりました。
被害者の家族は、肉親との再会を果たせないまま家族が亡くなる悲劇がまた起きたことに、深い悲しみに包まれています。
今月、飯塚さんから代表を引き継いだ、横田めぐみさんの弟の拓也さん(53)は「本当に急な訃報で動揺していますし、残念でならないし、無念でなりません。何よりも飯塚繁雄さんご本人が14年間、最前線で闘ってこられて、八重子さんと再会できずに他界されたのはど、れだけ無念だったかと思うと心が痛みます」と話しました。
その上で、「長い間、助けを待っている私の姉をはじめとする被害者の声なき声に、手を差し伸べられない日本政府の対応は遅いと感じています。命がかかっている一刻を争う問題なので、具体的かつ速やかに、解決のための外交交渉をしてほしい」と求めました。
また、飯塚さんと親交が深かった横田めぐみさんの母親の早紀江さん(85)は「飯塚さんは優しく、穏やかな方で、そのおかけでみんなが一致団結できたことに感謝しています。次から次に高齢の家族がこの世を去っていくのを見て、なぜこんなに被害者と再会できないのかと思っていましたが、飯塚さんまで亡くなられるとは。死は、エネルギーも何もかも一瞬にして消してしまうので、そうなる前に、肉親の帰国を待つ家族に喜びを感じさせることが国の責任だと思います」と話しました。
増元るみ子さんの弟の照明さん(66)は「突然のことで気持ちの整理がつかず、非常に残念でなりません。先月半ばに緊急入院されたと聞いていましたが、ここまで切迫していたとは知りませんでした。ご自身の体調が悪い中でも代表を続けてこられ、次の世代に代表をつなぎ、最後の最後まで責務を果たされたんだと思う」と話しました。
飯塚さんの家族によりますと、葬儀は家族葬で行い、時期を見てお別れの会などを開く予定だということです。

拉致問題を担当する松野官房長官はコメントを発表し「心よりお悔やみを申し上げ、ご冥福をお祈りしたい。ご回復を心からお祈りしていたが、残念でならない。ご存命の間に妹の田口八重子さんを取り戻し日本の地で再会を実現できなかったことは痛恨の極みであり、誠に申し訳ない」としています。
そのうえで「拉致問題は岸田内閣の最重要課題であり、政府としてはご家族の皆様に寄り添いながら1日も早いすべての被害者の帰国実現に向け、全身全霊を傾けていく」としています。

飯塚さんが家族会代表を務めてきた14年間に被害者家族の高齢化は一段と進みました。
政府が認定している拉致被害者のうち安否が分かっていない12人の親で、子どもとの再会を果たせずに亡くなった人は、平成14年の日朝首脳会談以降だけでも8人に上っています。
特に、飯塚さんが代表だったこの14年間は被害者家族の高齢化が進み、去年は、会の結成当初から活動の最前線に立っていた有本恵子さんの母親の嘉代子さんが94歳で横田めぐみさんの父親の滋さんが87歳で亡くなりました。
飯塚さんは、代表として告別式で弔辞を述べるたびに、他界した家族の無念を背負ってきました。
拉致問題は来年、家族会の結成から25年、日朝首脳会談からは20年が経過します。
家族会は、すでに、「被害者全員の早期帰国が実現するなら、北朝鮮での秘密を聞き出し、日朝国交正常化の妨げになるようなことはしない」とするキム・ジョンウン(金正恩)総書記宛てのメッセージを出していますが、家族の高齢化を踏まえ、「このメッセージには期限がある」としています。
政府には、北朝鮮の決断を促すこうした家族会のアクションも交渉材料として取り込みつつ、拉致問題を早期に解決するための戦略の再構築が求められています。

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