
12日午後、岩見沢市の住宅で、高齢の男性が家庭用の除雪機の下敷きになり、病院に運ばれましたが、心肺停止の状態となっています。
12日午後3時ごろ、岩見沢市栗沢町上幌の住宅で、「父が除雪機の下敷きになっていて意識がない」と消防に通報がありました。
警察や消防が駆けつけると、現場で高齢の男性が家庭用の除雪機の下敷きになっていて、市内の病院に運ばれましたが、心肺停止の状態となっています。
警察によりますと、男性の娘の話では、男性は12日午前9時ごろから自宅や近くの農園の除雪を行っていましたが、午後2時ごろになっても帰宅しないため、様子を見に行ったところ除雪機の下敷きになっているのが見つかったということです。
警察は事故の原因を調べるとともに男性の身元の確認を進めています。
【電柱折れ停電も】
オホーツク海側の清里町と斜里町で、大雪と強い風の影響で電柱が傾いたり折れたりして、12日朝から停電が続いています。
北海道電力は12日夜中の復旧をめざしています。
北海道電力によりますと、12日午前6時15分ごろ、清里町江南で着雪と強い風の影響で道路沿いに立つ電柱少なくとも18本が傾いたり折れたりしました。
この影響で江南と周辺の向陽で停電が続いていて、午後4時45分現在、40戸が停電しています。
また、隣の斜里町でも複数の電柱が壊れ150戸が停電しています。
北海道電力は仮設の設備を設置するなどして12日夜中の復旧をめざしています。
【農業用ハウス倒壊】
大雪になった十勝地方では、農業用ハウスが積もった雪の重みで押しつぶされるなど、基幹産業の農業にも被害が出ています。
帯広市では午前9時までの24時間に降った雪の量が59センチと、1月としては2000年に統計を取り始めてから最も多くなりました。
帯広市郊外にある福田和雄さん(70)の農場では、積もった雪の重みで農業用ハウスがおよそ30メートルにわたり、押しつぶされる被害が出ました。
冬の間、ハウスの中にはトラクターなどの機械を収納しているため作物に直接の被害はありませんでした。
しかし、来月末から予定していたこのハウスを使ったビートの苗の栽培をあきらめざるをえなくなり、代わりに畑に直接まいて栽培することを検討していますが、収量の減少は避けられないということです。
帯広市の「JA帯広かわにし」によりますと、今回の大雪による農業用ハウスの被害はこれまでに16棟で確認されているということです。
福田さんは「1月にこんな湿った雪がたくさん降るとは思っていなかった。ハウスの建て替えも検討したい」と話していました。
十勝地方では帯広市のほか、隣の音更町でも雪で農業用ハウスが倒壊する被害が出ていて、町によりますとこれまでに9棟で被害が確認されているということです。
【生乳集荷にも遅れ】
大雪となった十勝地方では雪で道路状況が悪く、酪農家を回って生乳を集めるタンクローリーの集荷作業が遅れる影響が出ました。
酪農が基幹産業の十勝地方では専用のタンクローリーが毎日、酪農家を回って、牧場で冷蔵保存されている生乳の集荷作業を行っています。
帯広市広野町の林健太さん(38)の牧場ではふだんは午前10時すぎにタンクローリーが回ってきますが、12日は大雪の影響で道路状況が悪く、予定どおりには到着しませんでした。
林さんは、タンクローリーが牧場に入れるよう11日夜に続いて12日朝も除雪を行って待っていたところ、2時間遅れの午後0時半ごろようやくタンクローリーが到着し、ホースを使ってタンクに貯蔵されている1.7トンの生乳が集荷されました。
林さんは「生乳を集荷してもらえるかとても心配でした。路面の状況も悪い中で来てもらえて本当によかったです」と話していました。
帯広市内で生乳の集荷を行っている組合によりますと、12日は幹線道路の除雪に時間がかかったことや路面の状況が悪かったことから最大で3時間程度の遅れが出ましたが、すべての酪農家で集荷を終えたということです。
タンクローリーの運転手の男性は「早く回りきらないと夕方の搾乳にも影響が出てしまうので、安全運転に気をつけながら急いで回っています」と話していました。
12日午後、岩見沢市の住宅で、高齢の男性が家庭用の除雪機の下敷きになり、病院に運ばれましたが、心肺停止の状態となっています。
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