３月に開催される「世界まんがセンバツ」の予選が１８日、高知市で行われ国内外から応募があった作品の数々を、プロの漫画家が審査しました。
「世界まんがセンバツ」は、やなせたかしさんなど多くの漫画家を輩出している高知の漫画文化を広く国内外に発信していこうと、県と有識者などで作る協議会が毎年、開いています。
１８日は県庁で予選が行われ、高知在住のプロの漫画家５人が日本をはじめ世界１４の国と地域から集まった２２６の作品を審査しました。
４回目となる今回のテーマは、「高校生部門」が「我慢」、年齢を問わない「フリー部門」が「約束」で、審査員たちはひとつひとつじっくりと作品を吟味していました。
審査員１人につき１５の作品に投票でき、夜食のカップラーメンが出来上がるまで楽しみに待っている様子を描いた作品や、散歩から帰りたがらない犬をなだめている様子を描いた作品などが票を集めていました。
漫画家の村岡マサヒロさんは「漫画はたくさん描かないと上達しませんが、１枚絵の漫画は描き上げやすいので、この大会は初心者にとっての第一歩になっているのだと感じます。興味がある人はぜひ挑戦してほしい」と話していました。
１８日の予選審査では補欠を含めて高校生部門で２０作品、フリー部門で１５作品が選ばれ、決勝は３月５日に行われることになっています。
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