
ポーランド在住で、日本への避難を希望するウクライナ人の支援を行っているという日本人の女性がNHKの取材に応じ「避難してきたウクライナの人たちは日本に行っても仕事があるのかすごく気にしています。日本に行く前から『こういう仕事がある』と提示してもらえれば、安心感を与えることができると思います」と話しました。
8年前からポーランドに住み、第2の都市クラクフで観光ガイドをしているカスプシュイック綾香さんは3月上旬、クラクフの駅に、大勢のウクライナからの避難民が集まっていた光景を見て自分も何かしてあげたいと支援活動を始めました。
SNSで支援したいと投稿したところ、ウクライナ人やポーランド人など20人以上から問い合わせを受けたということです。
さらに、日本への避難を希望しているものの渡航費を捻出するのが難しいウクライナ人のためにクラウドファンディングを立ち上げ、渡航費の提供を呼びかけています。
今週、政府が避難民を政府専用機に乗せると表明したことを受けて、カスプシュイックさんが支援しているウクライナ人1人が搭乗を希望し大使館に願い出ましたが、希望はかなわず、その明確な理由も示されなかったということです。
これについてカスプシュイックさんは、「政府専用機が出る日の昼すぎまで大使館からの連絡を待っていましたが、来なかったので、だめかなという感じでした。最初から条件が提示されていたら諦めもついたと思いますが、ウクライナの方の期待を裏切る形になってしまったと感じます。今後もし専用機などが出るのであれば、きちんと条件を示してもらいたい」と話しました。
カスプシュイックさんは、ポーランドにはいまも、日本への避難を希望する人が大勢いるものの、日本に仕事があるのかどうかを最も懸念していると言います。
カスプシュイックさんは、「ポーランドには避難民があふれかえっていて仕事が無い状況です。生きていく上で仕事というのは本当に必要なことなので、連絡をとっている皆さんも日本に行っても仕事があるのかすごく気にしています。日本に行く前から『こういう仕事がある』と提示してもらえたら、安心感を与えることができると思います」と話しました。
そして、「日本に住むことに関心はあるが実際に暮らすとなるとわからないことだらけという人が圧倒的に多いと思います。例えば公営住宅に入る前に数週間ホームステイを受け入れてもらい、日本の生活に慣らす期間を作ることができれば、孤独感を減らすことができるのではないかと思います。一時的な支援ではなく、継続的な支援で、孤立しないように配慮してもらいたい」と呼びかけました。
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