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Saturday, July 30, 2022

わたしのふるさと便:わたしの穴場 埼玉県 所沢・角川武蔵野ミュージアム 360度ぐるり本棚 パラアスリート・本堂杏実さん - 毎日新聞

tunggusama.blogspot.com
約3万冊の本棚で360度を囲む「本棚劇場」。幻想的なプロジェクションマッピングも体験できる=角川武蔵野ミュージアム提供 拡大
約3万冊の本棚で360度を囲む「本棚劇場」。幻想的なプロジェクションマッピングも体験できる=角川武蔵野ミュージアム提供

 ずっと所沢暮らしで、自宅付近のジムに通ったり、自転車で走ったりして、パラリンピックを目指していました。2020年夏。ランニング中、KADOKAWAの人気キャラクターが光を放つ不思議なマンホールを目にして思わず、アニメ好きの弟のスマホに写真を送りました。見上げると、高さ約30メートルの巨大な石の建物。それが(ところざわサクラタウンの中核施設の)角川武蔵野ミュージアム(5階建て・20年11月オープン)でした。

 世界的建築家の隈研吾さんがデザインし、図書・美術・博物が詰まった建物と聞き、興味津々でした。たまたま、21年春に埼玉県のイベントで招かれ、行ってきました。エレベーターで4階に上がると、まず2万5000冊以上のこだわりの書籍が並ぶ「エディットタウン」に驚きます。長さ50メートルの通りを抜けた先に、高さ8メートルの巨大な本棚に囲まれた「本棚劇場」が待っています。

 小学生の頃から好奇心が強く、特に怖い本を読むのが大好きだった私は、この本の迷宮に「すごっ」「感動」の言葉しか出ませんでした。20年のNHK紅白歌合戦で「YOASOBI」のライブ会場になったそうですが、納得です。

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 所沢は私にとってリラックスできる街。今は、攻めの気持ちで次のパラのメダルを取ることだけを考えていますが、いつか、あの迷宮でゆっくり本を読み、近くの桜並木を散歩してみたいです。【聞き手 さいたま支局長・坂本高志】


ふるさと便・埼玉県おすすめスポットツアー 日本一のヒガンバナと文化複合施設、ご当地グルメ満喫(商品コードW0003-37)

 9月21・22日発(日帰り):1万1980円。新宿駅前発着、貸し切りバス、添乗員同行。ところざわサクラタウン・角川武蔵野ミュージアム、日本一のヒガンバナの郷(さと)へも。深谷のかっぽうでネギ料理ランチ付き。申し込み・お問い合わせ毎日新聞旅行(03・6265・6966、平日10~16時、土日祝休)まで。ツアーの申し込みはQRコードからもできます。


 <メモ>

 開館時間は午前10時~午後6時(金、土曜は午前10時~午後9時、入館は閉館の30分前まで)。第1、3、5火曜定休。JR武蔵野線東所沢駅下車徒歩10分。入場料や開催中イベントなどの確認は公式サイト(https://kadcul.com/)で。


次回は鳥取県です

 「お国トリビア」では、各県にまつわる隠れた事実、興味深いことなどを取り上げます。8月7日は鳥取県、14日が愛知県、21日が千葉県です。気になる都道府県についての疑問点や知りたいことなど、皆さまのご意見をお寄せください。郵便は〒100-8051(住所不要)毎日新聞地方部「わたしのふるさと便」係、メールはt.chihoubu@mainichi.co.jpへ。二重投稿はご遠慮ください。掲載分の著作権は毎日新聞社に帰属します。ただし、投稿者本人の利用は妨げません。毎日新聞の電子媒体にも掲載します。

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 ■人物略歴

本堂杏実(ほんどう・あんみ)さん

 埼玉県所沢市出身。生まれつき左手の指がなかったが、5歳から健常者とラグビーに取り組み、18歳以下日本代表に選出された。大学進学後、高い身体能力を認められ、パラ競技に転向。初出場の2018年平昌パラリンピック・アルペンスキー(立位)の回転で8位入賞。22年の北京大会は滑降など出場全5種目で入賞した。1997年生まれ。コーセー所属。

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