取材してみると、いつもの夏とは少し違う動きも見えてきました。
夏休みということもあり多くの子どもたちで賑わっていたのは、福岡市東区の「マリンワールド海の中道」です。
連日、厳しい暑さが続く中、イルカたちからは、涼しくなる“水のプレゼント”が。
◆来場客
「最初めっちゃ暑かったのに、一気に寒くなった」
「夏休み初めてのお出掛けで。せっかくならマリンワールドに来ようかなと」
「でもこんなに濡れるのは初めて」
「気持ちよかったけど、びっちょびちょや」
子どもたちが、夏休みを満喫していました。
一方、福岡の空の玄関口、福岡空港でも、大きな荷物を持った多くの家族連れの姿がありました。
そこで、聞いてみました!
『あなたは何しに福岡へ?』
Qなぜ福岡に来られたんですか?
◆東京から帰省
父親
「コロナが流行する前に帰ったきりだったので、今回は意を決して帰ってきました。私と息子はこれから長崎に向かおうと思っています。息子が電車が好きなので、乗り継いで一泊して帰ってこようかなと思っています」
Q一緒について行かないんですか?
母親
「コロナなので動き回るのは心配なところもあるので、子どもを分散させて家で待っていようかなと思っています」
◆群馬から観光
母親
「モツ鍋食べてラーメン食べて、明日帰る感じ。最後の最後まで直前まで悩んでという感じです。ただ消毒やマスクはしっかりやっていこうという話で今日来ました」
過去に例を見ないほど増え続ける新型コロナ感染者。
一方で、3年ぶりに行動制限なしの夏休み。
コロナの感染状況と葛藤しながらの帰省や旅行となっているようです。
そんな中、出会ったのがー
「糸島がちょっといいなと思ったので、糸島を観光しようと思って来ました。インスタ映えなんで、東京でも一部の人たちに人気なんです」
東京から夏休みを利用して1泊2日で福岡観光に来たという、高校生3人組です。
感染者が急増する中、中止するか迷いましたが、ワクチンの3回目接種を受けて旅行することにしました。
初の「糸島タビ」ということで、同行取材させていただきます。
高校生3人組が目指す糸島と言えば…やはり海です。
◆記者
「芥屋の海水浴場に来ています。こちらは海水浴を楽しむ客で賑わっています。海もキレイでみなさん楽しそうですね」
県内有数の海水浴スポット、『芥屋海水浴場』は、夏休みに入り家族連れや若者たちで賑わっていました。
ただ、今年の夏は少し変化が。
砂浜に建つテントが、例年より多いといいます。
◆海水浴客
「距離感がとれるというか、みなさんテントがあることで離れると思うので、それはいいことだなと思います」
感染者が急増する中、密を避けるためや人との接触を少なくするために、テントを持参したといいます。
一方で、多くの人が利用する海の家ではー
◆朝日屋 角畑知樹さん
「平日でも100~200人来るくらい、お客さんは増えています」
今年の夏は行動制限もないため、去年に比べると2倍以上に利用客が増えたといいます。
しかし、コロナ禍前と比べると利用客は半分ほどということです。
この感染状況ですが、海の家では感染対策を徹底して営業を続けています。
◆朝日屋 角畑知樹さん
「こういう風にある程度間隔をとって席の場所を決めているので、ここからは動かさないようにお客さんには注意しています」
そんな観光地・糸島を目指す高校生3人組はというと…
◆高校生
「(電車)長かったですね。遠かったですね」
糸島市の筑前前原駅に到着。
まず向かったのは、レンタサイクル店。
少しでも感染リスクを減らそうと、サイクリングでの観光を選びました。
◆高校生
「運動会とかができなくて、それがちょっと残念だった」
「あと文化祭とかも無くて」
「急に感染者数が伸びてきて、まさかこの第7波の中で行くことになるとは思わなくて」
さあ、インスタ映えする糸島のスポットを目指してスタート!
この日の糸島市の気温は30℃。
糸島に広がる田園風景を、風を切って進みます。
◆高校生
「高い山が多くて、異世界に迷い込んだ感じがします」
大都会東京で育ってきた3人には、糸島ののどかな風景は新鮮に映ったようです。
しかし…
◆高校生
「道間違えた?」
景色に見とれていたのか、道を間違えたようです。
◆高校生
「戻った方がよさそう」
道に迷うのも、旅の醍醐味。
徐々に目の前に海が広がります。
そして3人は、駅から1時間以上かけて二見ヶ浦に到着。
◆高校生
「着いた!」
最初に訪れたのは、糸島を代表する名所『夫婦岩』です。
◆高校生
「一緒写真撮ろう!」
夫婦岩をバックに3人で記念写真。
マスクを外し、素顔で思い出を残します。
そしてランチに向かったのは、前から調べていたという海沿いのカフェ。
この店は、席からさきほどの夫婦岩などが海が一望できると人気です。
夏は多くの観光客で賑わいますが、今年の夏は…
◆レストラン二見ヶ浦 富重晃一店長
「夏休みに入って平日も人出は増えてきて、特に週末は多くのお客さんに利用してもらっています」
この夏は観光客が戻りつつあり、週末には200人ほどの客が訪れていると言います。
しかし、再び増える感染者数に不安も感じていました。
◆レストラン二見ヶ浦 富重晃一店長
「またちょっと増えてきて怖いんですけど、感染対策をしっかりしながら、アルコール・検温・パーテーションとか席数もまた減らしたり対応しながら、お客様を迎え入れたいなと思っています」
コロナ禍での高校生活は、多くの行事が中止、友だちとの思い出も減りました。
そんな中でのこの夏の旅行は、3人にとってかけがいのない物となっていました。
◆高校生
「来た甲斐がありました。遠くから来ているという自覚を持って行かないとと思ったので、人にうつしやすいというのを意識して、ちょっとでもリスクを少ないものを選んで楽しんでいけるようにというのを考えました」
「今回の糸島の思い出は、一生の思い出に残るような旅になってよかったです」
「行動制限なし」で迎えた今年の夏休み。
感染者が急増する中、1人1人がコロナと向き合いつつ過ごす夏となっているようです。
からの記事と詳細 ( コロナ禍で学校行事中止… 東京の高校生3人組 念願の糸島旅へ 「一生の思い出に」 福岡県|ニュース・天気|TNC テレビ西日本 - tnc.co.jp )
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待っています
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