ソフトバンクの大関友久投手(24)が8月2日、腫瘍の見つかった左精巣の摘出手術を受けました。西日本スポーツは一日も早い復帰を願い、活躍した試合の記事を復刻します。
◆ソフトバンク11―1広島(2022年5月28日、ペイペイドーム)
待ち望んだ先発左腕の台頭だ。育成出身の大関が、7回1失点の好投で4勝目を挙げた。これで規定投球回に再び到達し、勝利数も東浜、藤井と並びチームトップタイ。本拠地で挙げた初めての白星に、お立ち台では「ホームで皆さんの前で勝ててほっとしている。まだまだ伸びていこうと思っている」と飽くなき向上心で高らかに宣言した。
高い修正力を示した4勝目のマウンドだった。序盤は変化球の制球に苦しみ、初回は先頭の野間にいきなり二塁打を許した。その後2死三塁のピンチで、マクブルームに高めのツーシームを左前へ運ばれ先制点を献上。初回の失点を踏まえ、2回以降は最速151キロの直球を軸とした投球にシフトチェンジすると、今季51イニングで8与四球という高い制球力も生かし、凡打の山を築いた。
プロ初スタメンでマスクをかぶった渡辺との相性も抜群だった。昨年ともに育成から支配下契約をつかみ、2軍では何度もコンビを組んだ。「ファームの時から一緒にやってきた仲間で、2人で勝ちたいと思っていた。コミュニケーションを取ってうまく流れをつくれたのが良かった」。マウンドでは冷静沈着な大関が力強い言葉で振り返った。
同学年の好投手、森下との投げ合いにも勝利した。ドラフト1位入団で1年目には10勝を挙げて新人王を獲得した世代最強投手に対し、自身は育成ドラフト2位で入団。試合中は打者との勝負に集中していたが「振り返ってみて、(森下は)ずっと追いかける存在だった。勝てたのはすごく自信になる」と頰を緩ませた。
今季先発した7試合のうち6試合で5イニング以上を投じ、その6試合すべてを2失点以内に収めている。藤本監督も「ローテの一角を自分で勝ち取った感じがする。1年間続けてくれたら頼りになる投手になる」と太鼓判を押す。昨季の先発左腕の勝利は和田の5勝と笠谷の2勝のみ。「勝ち星が増えていくのはうれしいし、ローテを任されているのはすごくやりがいがある」。登板を重ねるごとに自信を強めている左腕は、まだまだ白星を伸ばしていく覚悟だ。 (鬼塚淳乃介)
からの記事と詳細 ( 【大関選手の復帰を待っています】育成バッテリー、同学年のトップランナーに投げ勝ち4勝目 - 西日本新聞 )
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