Pages

Monday, May 29, 2023

同性婚訴訟 名古屋地裁できょう判決 判断分かれる判決に注目 - nhk.or.jp

tunggusama.blogspot.com
裁判の原告で愛知県に住む、鷹見彰一さん(仮名)と大野利政さん(仮名)の30代のカップルが判決を前にNHKの取材に応じました。

6年前、大野さんが鷹見さんにプロポーズし、その後、一緒に暮らしてきましたが鷹見さんは「配偶者控除を受けることができなかったり、保険会社によっては配偶者としての加入を認められなかったりと、選択肢すらないこともあり生活上の不安はあります」と話しました。

何より不安を感じているのはどちらかがけがをしたり、病気になったりした際、法的には親族ではないため、面会が許可されなかったり、相手の治療方針を決めることができなかったりする可能性があることだと言います。

かつて鷹見さんが救急外来を利用した際、大野さんは病院側に「同居人」だと伝えて理解を求め付き添いを許されましたが、大野さんは「知らない病院に行って、自分は立ち会えないことがあるのかなというのをすごくリアルに感じました」と振り返りました。

2人はパートナー関係にあることを証明する「公正証書」を作成しましたが、切迫した状況で、カミングアウトし、関係を説明することは現実的ではないとも感じています。

ネット上の反対意見に傷つけられ、裁判をやめてしまいたいと思ったこともありましたが、励ましてくれたのは鷹見さんの母親、そして伯母でした。

母親は「中学卒業ぐらいから息子がそういう相手が好きだということは知っていました。本人が何か変わるわけではないので、親としては何も思わなかったです」と振り返りました。

また幼いころからよく面倒を見てくれた伯母は裁判で証言台に立ってくれました。伯母は「男性であれ、女性であれ関係なく、好きになる、信頼関係を持てるパートナーが見つかることは、とてもいいことだと思う。一生懸命仕事をして、税金も納めて、同じように暮らしているのに婚姻届を出すことすらままならないというのは、理不尽だと思います」と話しました。

判決を前に大野さんは「自分たちよりも若い世代、子どもたちにもLGBTやいろんなマイノリティーに属して、不安を抱えている子たちが、まだまだたくさんいる。その子たちの不安がなくなるように今、自分たちが頑張って明るい未来が待っているというふうにできたらいいなと思います」と話しました。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 同性婚訴訟 名古屋地裁できょう判決 判断分かれる判決に注目 - nhk.or.jp )
https://ift.tt/gC4b5du
待っています

No comments:

Post a Comment