<競輪担当・村上正洋>
JKAは22日、岐阜競輪場で選手養成所の適性入試を目指すアマチュアに向けて、トレーニングキャンプ(養成所適性入試体験)を行った。
適性入試は自転車競技経験のない、他スポーツからの転向組に門戸を開いた入試だ。1次試験で垂直跳び、背筋力、長座体前屈測定が行われ、合格者はワットバイクによる運動量測定の2次試験に進む。
JKA伊豆事業部次長の萩原賢氏は「自転車競技をやったことのない人に興味を持ってもらいたいと、機会をつくりました。ネットで募集したら、すぐに定員が埋まりましたね」と笑顔で話す。
受講生は1次試験の正しい測定方法を学び、日ごろ触れることのないワットバイクを体験する貴重な体験ができたことだろう。
板橋常晶、今藤康裕の現役選手も講義に参加して、競輪選手の魅力や心構え、日ごろの生活ぶりを解説した。
県岐阜商野球部から中大準硬式野球部に進んだ佐竹秀也さん(21)は「これまでやってきたトレーニングの実力を知りたかった。まだ、数字が足りないことが分かりました。もちろん、競輪選手を目指します」と話した。
一方、藤原誠に弟子入りして、すでにバンク練習に取り組んでいる森亮磨さん(23)は「適性試験が向いてないことが分かりました。それが収穫です(苦笑)」と、今後は技能試験に挑む。
我こそはと思うスポーツ選手の方々。競輪界でお待ちしています。
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