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Sunday, August 30, 2020

離島のフェリー桟橋で出会った“フランダースの犬”(JBpress) - Yahoo!ニュース

 こんにちは。世界を旅する犬猫写真家、新美敬子です。今回は「アドリア海の真珠」との異名を持つ、東欧クロアチアのドゥブロヴニクです。旧市街と新市街で出会った猫たちを前後編に分けてご紹介します。後編は、フェリーで渡る離島と、新市街の様子です。 【写真21枚】ブービエ・デ・フランドルは、「フランダースの犬」に出てくるパトラッシュの犬種です  旧市街を訪ねた前編は 猫が塀の上にジャンプ! でも高さが足りず… https://ift.tt/2QxbOKH  新市街にある港からはいくつかの離島へ行くフェリーが出ています。  離島の一つ、ロプド島で出会ったこの猫の名前は、ジョニー。  ジョニーが待っていたのは、このおじさんの船。釣りに出かけたおじさんが、プライベートマリーナへ戻ってきました。  ジョニーのために獲ってきた小魚を、おにいさんがさっそく与えます。「この猫のえらいところは、決して人を引っ掻いたり噛んだりしないこと。すごくおとなしくていい猫なんだ」。おにいさんはジョニーが可愛くてしょうがないといった感じで話してくれました。

 ドゥブロヴニク新市街の港を出たフェリーはまず45分かけてクロセップ島へ向かいます。  このフェリーはいわば、島民の足。観光客以外はみんな顔見知りで、親しげに挨拶を交わしています。デッキにいた犬たちは、「朝市に行ってきたのかい?」と声をかけられ、うれしそうに応えていました。  離島を往復するフェリーは、食料品や生活必需品などを運搬するという大切な役割も担っています。もちろん、キャットフードも積まれていました。  フェリーをクロセップ島で降りると、このあとフェリーに乗り込む人の列ができていました。  「あら、大きくてステキな犬!  ブービエ・デ・フランドルではないですか!?」 「そうだよ、よく知っているね。犬種を言い当てられたのは、初めてだ」 「1枚写真を撮らせてください」 「犬連れなので最後に乗船するから、少しだけなら時間はあるよ」  飼い主の男性は、ベルギーとの国境近くのフランスに住んでいて、公共交通機関を乗り継いで、犬と一緒に旅をしているそうです。  ブービエ・デ・フランドルは、児童向け文学やアニメで有名な「フランダースの犬」に出てくるパトラッシュの犬種です。アニメではハチワレのブチ模様として描かれていますが、原作の挿絵は、この犬と同じフォルムで描かれています。  パトラッシュがもしこの黒い犬だったとしたら、いっそう哀愁を誘うような気がします。

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