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Thursday, March 31, 2022

四月、春爛漫の出発。新たな命が芽生えれば、初夏へと育てる力が湧いてきます - tenki.jp

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南の国で過ごしていたツバメたちが戻ってきます。戻ってくるツバメは日本生まれの日本育ち、だから「お帰りなさい」と挨拶をしましょうか。黒い背中と白いお腹、二つに切れ込みの入った尾が燕尾服の名前の由来にもなっています。
空を飛ぶようすはなめらかで素早く、背中を翻しての方向転換は独特で「燕返し」という言葉にもなっています。

「絶海の孤島に浮力つばめ来る」 桑原三郎

「燕や何を忘れて中がへり」 中川乙由

ツバメの巣作りは家が栄えるといって、昔から歓迎されてきました。楕円形の巣を軒下に作り、はみ出さんばかりの雛が小さな口を開けて餌を待っている姿は、なんとも微笑ましいものです。ツバメの子育ては番で協力し合うといいます。家族の結束は力強いものですね。

「来ることの嬉しき燕きたりけり」 石田郷子

「燕来る日なり日差しも吹く風も」 金子加寿夫

環境の変化によってこの姿もなかなか見ることが難しくなっています。秋に南へと向かう日まで十分に大きく成長して欲しいものです。

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