俳優の水谷豊(69)が10日、長野県松本市で、監督を務めた映画「太陽とボレロ」(6月3日公開)のキックオフイベントに出席した。テレビ朝日系刑事ドラマ「相棒」シリーズなどで知られる水谷だが、監督としては「TAP|THE LAST SHOW」(2017年)、「轢き逃げ 最高の最悪な日」(19年)に続き3作目。解散危機を迎えるアマチュア交響楽団を題材に音楽を愛する人々の人間模様を描いた。
水谷は今回、映画初主演となった女優の檀れい(50)とともに登場。今作は昨年5月11日に松本市でクランクインし、20日間の撮影を行った思い出の地。メインのロケ地だった松本に2人が凱旋(がいせん)し、集まったファンに感謝を伝えた。映画のタイトルにちなみ、同市にある松商学園高校の吹奏楽部部員が、劇中でも奏でられるフランスの作曲家モーリス・ラヴェルの「ボレロ」を太陽の下で披露した。
檀が「撮影当時、キャストの皆さんが『ボレロ』を演奏していたのを思い出してしまいました。皆さんの『ボレロ』も若々しくてフレッシュですてきでした」と満面の笑みで絶賛すると、水谷も「感無量ですね。まさかこのような素晴らしい歓迎が待っているとは思わなかったので、本当に感激しておりますし、もう東京に帰ってもいいかなと思っています(笑)」と語った。
アマチュア交響楽団のメンバーとして出演している町田啓太(31)や森マリア(22)らは劇中で実際に演奏している。松商学園の生徒から「キャストの方は映画の中で本当に演奏しているのですか?」と質問されると、水谷は「本当に演奏しています。吹き替えを使わないと事前にキャストに伝えていたので、コロナで撮影が延びた1年、役者の方は皆さん必死に練習してくれました。本当に演奏しているのは映画を見ていただければ分かるはずです」と自信を見せた。檀も「役者の方は、プロの方に交じって演技もしながら演奏しているので、大変だったと思います。息遣いも体の使い方も、本当に演奏しているからこそ出るものだと思います。皆さん頑張っていましたが、私は演奏していません(笑)」と話し、会場を沸かせました。
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