新型コロナウイルスで苦境に立たされながらも新しいスタートを切った、鹿児島県鹿屋市の旅行会社と結婚式場を特集します。
鹿屋市で50年以上続く旅行会社です。
新型コロナが世界中で猛威をふるい、観光需要は激減。会社は創業以来、最大のピンチに陥りました。
桜観光そよ風 東直樹部長
「我々の観光業は2期連続7割減という状況に追い込まれている。通常ならとっくにつぶれていてもおかしくない。それを休業補償や色々な助成金を活用し、2年間乗り切ってきたのが現状。」
コロナの収束をただ待っている訳にはいかない…。新たなビジネスを立ち上げようと、会社の隣りの倉庫を改装して始めたのは、コインランドリーです。
桜観光そよ風 東直樹部長
「コインランドリーをやってみたいと思っていたが、それだけでは弱いと思い、色々調べると布団洗いに需要があると感じた。」
通常の洗濯機に加え、敷布団を丸洗いできる洗濯機も設置し、既存店に対抗しました。
国の補助金を活用して乗り出した新たなビジネス。
桜観光そよ風 東直樹部長
「これからは布団は洗える物だという文化を広めていけたらと思う。布団も干すから洗うという、皆さんの常識が変わればいい。」
コインランドリーにはカフェも併設されていて、旅行会社の社員がスイーツを作って販売することもあります。
洗濯の待ち時間に使うのにピッタリです。
利用者
「カフェとの併設が鹿屋市にはないので、珍しいと思って来た。やはりカフェがあるのが一番いい。待ってる間に利用できるから。」
一方、2020年に閉館を余儀なくされた鹿屋市の結婚式場。
地元の畜産飼料会社が経営を引き継ぎ、旧メンバー3人を含む4人で再スタートです。
寿商会 ブライダル事業部 上村愛さん
「ウエディングが好きなスタッフで頑張っていたので、離れ離れになるのはつらかった。
提案するのは「その時できるウエディング」。
これまでは大規模な式が多かったものの、感染状況に合わせて出席者の人数を変えるなど、結婚式の形を臨機応変に提案します。
寿商会 上村愛さん
「元々はボリュームのあるドレスが人気だったが、コロナ禍で親族中心の少人数のパーティーが増えてきたので、シンプルな飾り過ぎないドレスの人気もあり、取り扱いを始めた。」
カジュアルな結婚式が増えつつあるので、シンプルなドレスを貸衣装業者ではなく式場側でレンタル。
引き出物にも地元ならではのこだわりが。
出席者の移動を避け、地元で結婚式を挙げるケースが多いことから、「新郎新婦の地元・大隅のおいしいものを食べてほしい」と地元の業者に声をかけました。
式場では4月から結婚式の相談受け付けを始めています。
コロナ禍3年目。
感染の波に苦しんだ業界も試行錯誤を重ねながら前に進んでいます。
からの記事と詳細 ( コロナで苦しんだ旅行会社と結婚式場 前を向き新しいスタート 鹿児島・鹿屋 - FNNプライムオンライン )
https://ift.tt/A1KsaLo
待っています
No comments:
Post a Comment