夏の政治決戦、第26回参議院選挙が22日に公示されました。北海道選挙区には、現職と新人、合わせて12人が立候補し、18日間の選挙戦が始まりました。
定員3の北海道選挙区に立候補したのは、届け出順に、
▽参政党の新人、大村小太郎氏(36)。
▽自民党の新人で、公明党と新党大地が推薦する船橋利実氏(61)。
▽NHK党の新人、浜田智氏(59)。
▽NHK党の新人、齊藤忠行氏(30)。
▽新党くにもりの新人、沢田英一氏(69)。
▽共産党の新人、畠山和也氏(50)。
▽自民党の現職で、公明党が推薦する長谷川岳氏(51)。
▽幸福実現党の新人、森山佳則氏(55)。
▽国民民主党の新人、臼木秀剛氏(41)。
▽立憲民主党の現職で、社民党が推薦する徳永エリ氏(60)。
▽立憲民主党の新人で、れいわ新選組と社民党が推薦する石川知裕氏(49)。
▽NHK党の新人、石井良恵氏(61)。
以上の現職と新人合わせて12人です。
選挙戦ではウクライナ情勢を受けた物価高騰対策などのほか、北方領土問題や日ロ関係、エネルギー政策など道内の課題についても論戦が交わされる見通しです。
定員3の北海道選挙区は6年前は野党が2議席、3年前は与党が2議席を獲得し、今回、どちらが多くの議席を獲得できるかが焦点となっていて、与野党の総力戦が展開されることになります。
投票日は来月10日です。
【各候補者の訴え】
北海道選挙区の立候補の受け付けは、22日午前8時半から道庁別館で行われました。
会場では受け付けに先立って候補者本人や各陣営の担当者がくじを引き、届け出の順番を決めたあと、必要な書類を提出し、手続きを行いました。
そして書類が受理されると、運動員がつける腕章や選挙事務所に掲げる標札など必要な道具を受け取り、それぞれ選挙運動を行う場所に向かいました。
各候補者は、札幌市内で支持を訴えました。
(大村小太郎氏)
参政党の新人、大村小太郎氏は「意味のない勉強を続けさせる教育体制をやめ、自分の個性を生かして将来設計ができる教育に取り組んでいきたい」と訴えました。
(船橋利実氏)
自民党の新人で、公明党と新党大地が推薦する船橋利実氏は「1日も早く国政に復帰して道民の思いを届けてほしいと背中を押してもらった。選挙期間中、全力で道内を駆け巡って道民の暮らしを守り、平和を守り、若者には夢や希望を届ける。さらに、次代を担う子どもたちに確かな未来をつないでいく。政治の安定のため、勝ち抜いていきたい」と訴えました。
(浜田智氏)
NHK党の新人、浜田智氏は「宇宙産業をもう一度復活させ、日本をまた技術立国にしたい。宇宙を目指す人たちを立法の立場で応援するため、政策提言、法律作りをしたい」と訴えました。
(齊藤忠行氏)
NHK党の新人、齊藤忠行氏は「今はネットVSテレビだ。テレビは正しく発信しなければいけない。ネットで常に情報を確認して発信する新しいネット社会を作っていく」と訴えました。
(沢田英一氏)
新党くにもりの新人、沢田英一氏は「北海道と日本を守る。そして子どもたちにまっとうな北海道やふるさと、日本を手渡すことを大きな公約として戦う」と訴えました。
(畠山和也氏)
共産党の新人、畠山和也氏は「暮らしや経済も争点だ。高齢者は年金を減らされ、物価が上がって生活できないと訴えている。物価高騰の時にやるべき仕事は消費税減税だが、世界の国々が実施しているのに日本はいまだにやる気がない。国民の生活を何とも思わない冷たい岸田政権に審判を下そうではないか」と訴えました。
(長谷川岳氏)
自民党の現職で、公明党が推薦する長谷川岳氏は「円安は外国人にとって北海道観光への大きなチャンスになるのでインバウンドを取り戻す。牛乳や米粉を使った北海道スイーツの輸出に取り組み、円安でも恩恵を受けられる強い経済構造を作っていく。さらに食料安全保障とエネルギー安全保障を北海道でいち早く確保する」と訴えました。
(森山佳則氏)
幸福実現党の新人、森山佳則氏は「この国は国家存続の危機にある。平和のために正義を実現することを訴え、命をかけて参議院選挙を戦っていきたい」と訴えました。
(臼木秀剛氏)
国民民主党の新人、臼木秀剛氏は「物の値段が上がり、家計の負担が増えているが給料はまったく増えていない。給料が上がる経済を実現していく。雇用、子ども、子育て、医療、介護など皆さんの生活や暮らしをより豊かなものに変えていく。政策を変えて古くなった制度をアップデートして、新しい北海道に変えていく」と訴えました。
(徳永エリ氏)
立憲民主党の現職で、社民党が推薦する徳永エリ氏は「若い世代や女性の議員を増やし、障害のある方や性的マイノリティーの方などさまざまな人たちが政治に参加して、それぞれの経験や立場から政策や制度を作ることが安心につながる。農業をしっかり持続可能なものに変えて、国民の食料安全保障を守ることに力を尽くしたい」と訴えました。
(石川知裕氏)
立憲民主党の新人で、れいわ新選組と社民党が推薦する石川知裕氏は「今、一番大きな課題となっていることは物価高騰だ。国民のために消費税を減税して円安を是正すべきであり、岸田政権に今の政策は間違っていると突きつけるのが今回の参議院選挙だ。生活者の身になって考える政治をもう一度取り戻したい。国政に戻って仕事をさせてほしい」と訴えました。
(石井良恵氏)
NHK党の新人、石井良恵氏は「子育てについて1人だけで悩むことのない世の中をつくるために、妊娠から出産、就学にいたるまで細やかな支援を行う制度を導入したい」と訴えました。
【北海道で与野党総力戦へ】
北海道選挙区は前々回から定員が3に増え、6年前は野党が2議席、3年前は与党が2議席を獲得しました。
今回も、自民党は2人を擁立し、2議席の獲得を狙います。長谷川氏を公明党が、船橋氏を公明党と新党大地が推薦しています。
一方の野党。立憲民主党も2人を擁立し2議席確保を目指します。
徳永氏を社民党が、石川氏をれいわ新選組と社民党が推薦しています。
国民民主党は臼木氏、共産党は畠山氏、両党もそれぞれ独自に候補者を擁立し、議席の獲得を目指します。
NHK党は3人を擁立しました。
3議席をめぐる北海道選挙区の争い。今回は、与野党のどちらが多くの議席を獲得できるのか、各党の総力戦が展開されることになります。
【今回の参院選は】
参議院議員の任期は6年で、3年ごとに半数が改選されます。
参議院全体の議員定数は今回の選挙から3増えて、選挙区が148、比例代表が100の合わせて248となります。
今回の選挙ではこの半数にあたる124議席と神奈川選挙区で欠員となっている非改選の1議席を加えた、合わせて125議席をめぐって争われます。
選挙区は原則、都道府県を単位に設けられていますが、1票の格差を是正するため、前々回・6年前の選挙から鳥取・島根、徳島・高知をそれぞれ1つの選挙区とする「合区」が行われていて、今回は全国45の選挙区で75議席を争います。
このうち選挙戦全体の行方を左右するとされる、定員1のいわゆる「1人区」は32あります。
北海道選挙区は、前々回の選挙から3議席で争われています。こうした「3人区」は、北海道のほかには、千葉、兵庫、福岡があります。
北海道では、定員が奇数となったことでそれまでの2議席の時代と違って与野党の勝敗がはっきりするようになりました。前々回は野党、前回は与党が2議席を得ています。
一方、比例代表は選挙区とは異なり全国単位で行われ、候補者の個人名、もしくは政党や政治団体の名前を書いて投票します。
政党名と個人名の票の合計が各党の得票数となり、その得票数に応じて「ドント式」と呼ばれる計算方法で50議席が配分されます。
各党の獲得議席のなかで、どの候補者が当選するかは、原則として個人名の票が多い順に決まりますが、前回の選挙からあらかじめ政党が決めた順位に従って優先的に当選者が決まる「特定枠」を設けることができるようになりました。
NHK北海道の特設サイト「チョイス北海道」では、選挙にまつわるさまざまなデータやトリビアを紹介しています。
最近の詳しい選挙結果については、「参議院選挙 北海道の結果を振り返る 平成以降の戦いの歴史は…」のコラム記事をご覧ください。
【どうなる?投票率】
3年に一度の参議院選挙。ここ北海道で投票率がどうなるかも注目です。
前回・2019年(令和元年)の25回選挙まででみますと、北海道で投票率が最も高かったのは、衆議院選挙と同日に行われた1980年(昭和55年)の12回選挙で76.28%でした。70%を超えたのは、前回選挙までの25回のうち6回で、昭和後期から平成にかけての時期に集中しています。
逆に、投票率が最も低かったのは、定数是正で定員が「4」から「2」になった1995年(平成7年)の17回選挙で46.92%でした。50%を下回ったのは、前回までではこのときしかありません。
投票率は、そのときどきの政治情勢に大きく左右されます。
与党側が有利なタイミングで解散して選挙を仕掛けられる衆議院選挙と違って、参議院選挙は日程がある程度絞られるため、かならずしも与党側に有利な状況では行われません。
一方、選挙期間が長いことや候補者との心理的な遠さもあって、参議院選挙はそのときの「風」に左右されやすいともいわれています。
最近の選挙では、自民党が政権を奪還して最初の2013年(平成25年)の23回選挙は54.41%と、民主党政権下で行われた2010年(平成22年)の22回選挙よりも7ポイント以上下がりました。
選挙権を得られる年齢が18歳以上に引き下げられた前々回・2016年(平成28年)の24回選挙は56.78%で、23回選挙と比べて2ポイント余り上がりましたが60%には届きませんでした。この選挙では定数是正で定員が「2」から「3」になり、与野党の勝敗がはっきりするようになりましたが、投票率としてはもうひとつでした。
そして前回、令和最初の25回選挙は53.76%で、やはり60%には届きませんでした。かつては北海道で70%を超えていた投票率は、最近は3回続けて60%に届かなくなっています。
【「い年」の次で…】
前回は「い年」。12年に一度、春の統一地方選挙と夏の参議院選挙が重なる年でした。
組織型の選挙が主流だったその昔は、「い年」の参議院選挙は投票率が下がるという経験則がいわれていました。統一地方選挙の“選挙疲れ”から、組織の動きが鈍くなるということです。最近はかつてほど極端な下がり方はみられなくなってはいますが、前回もやはり前々回から3ポイント程度下がりました。
過去の投票率をみますと、「い年」の次は、下がった投票率が元に戻るかたちが目立ちます。
今回の参議院選挙。「い年」の次の選挙でもあり、北海道の投票率がどうなるかも注目点です。
【“18歳選挙権”で3回目】
今回は、選挙権を得られる年齢が18歳以上に引き下げられてから参議院選挙では3回目です。
道選挙管理委員会によりますと、10代が初めて投票した前々回・2016年(平成28年)の24回選挙で北海道の投票率は、全体が56.78%だったのに対して、地点抽出で10代は38.20%でした。内訳は、18歳が42.88%、19歳が33.59%でした。
また、前回・2019年(令和元年)の25回選挙で北海道の投票率は、全体が53.76%だったのに対して10代は31.27%でした。内訳は、18歳が35.23%、19歳が26.73%でした。
全体に比べて10代の投票率は低くなっていて、とくに19歳で落ち込みが目立ちます。
各地の選挙管理委員会が若い世代の投票率向上に向けて取り組みを強めるなか、10代の投票率がどのようになるのかも注目されます。
NHK北海道の特設サイト「チョイス北海道」では、選挙にまつわるさまざまなデータやトリビアを紹介しています。
過去の参議院選挙の投票率については、「北海道の参議院選挙 データで“深掘り” 投票率・期日前投票・出口調査…」のコラム記事で詳しく分析しています。ぜひ、ご覧ください。
【期日前投票は23日から】
今回の参議院選挙で、期日前投票が23日に始まります。
期日前投票は、投票日当日に仕事や旅行などで投票に行けない人が事前に投票できる制度です。参議院選挙では2004年(平成16年)の20回選挙から行われていて、今回が7回目です。
道選挙管理委員会のまとめによりますと、今回の参議院選挙では道内390か所余りに期日前投票所が設けられます。
その多くは、投票日前日の7月9日まで毎日、開設されますが、日にちを限るかたちで設けられる投票所も少なくありません。
期日前投票は選挙期間の終盤に増える傾向がみられます。とくに最終日、投票日前日の土曜日は投票者が集中します。こうした傾向を踏まえて、道内の自治体では、選挙期間中の毎日開設する投票所に加えて、選挙期間終盤に投票所を「増やす」ところが少なくありません。
例えば、有権者数が道内で最も多い札幌市では、10の区それぞれで23日から7月9日までの毎日投票できる「第1投票所」に加えて、7月7日から9日までの3日間、投票できる「第2投票所」が設けられます。
さらに、会場が混雑し密集した状況になるのを避けるため、「第1投票所」では通常、午後8時までの投票時間を午後9時まで1時間延長します。「第1投票所」は午前8時半から午後9時まで、「第2投票所」は午前10時から午後8時まで投票できます。
札幌市がこうしたかたちで期日前投票所を設けるのは、去年の衆議院選挙に続いて2回目です。
【期日前投票所設置で工夫も】
一方、投票所が設けられるのは、市役所や町村役場、その支所だけではありません。
例えば、旭川市や函館市、苫小牧市、帯広市、釧路市は商業施設に投票所を設けます。買い物ついでに投票してもらおうという狙いです。
また、旭川市や帯広市、室蘭市、江別市、名寄市は大学に投票所を設けます。若い世代の投票率向上につなげようという狙いで、江別市は市内3つの大学でそれぞれ1日ずつ、投票所を設けます。さらに、稚内市は市内の2つの高校で投票所を設けます。道選挙管理委員会によりますと、道内の高校で期日前投票所が設けられるのは初めてです。
今回の参議院選挙では、投票箱を載せた車を巡回させて車内で投票してもらう移動式の期日前投票所を設ける自治体が増えています。
去年の衆議院選挙では、移動式の期日前投票所は石狩市と道東の標茶町が設けました。
このうち石狩市は、今回は3日間で合わせて10か所設けます。
このほか伊達市、道南の八雲町、今金町、道東の白糠町は今回初めて設けます。
【期日前投票 積極的に利用を】
お住まいの自治体で設けられる期日前投票所の詳しい情報、投票所や投票時間は、選挙管理委員会にお問い合わせください。
投票日当日に投票できない場合、23日からの期日前投票を積極的に利用して、大切な一票をむだにしないようにしてください。
NHK北海道の特設サイト「チョイス北海道」では、選挙にまつわるさまざまなデータやトリビアを紹介しています。
過去の参議院選挙の期日前投票については、「北海道の参議院選挙 データで“深掘り” 投票率・期日前投票・出口調査…」のコラム記事で詳しく分析しています。ぜひ、ご覧ください。
【投票所はコロナ対策徹底】
新型コロナの感染が広がってから2年余り。
大勢の有権者が一票を投じる投票所での感染対策は見慣れた光景になりました。
消毒液の設置や室内の定期的な換気、それに記載台や鉛筆の消毒が行われています。
また、投票所では、マスクを着用し、周りの人との距離を十分に取るよう呼びかけられています。
特定の時間帯に投票所に人が集中し、密になることがないようにするための対策も講じられています。
札幌市では、期日前投票所の混み具合を専用のホームページで確認できるようにしています。
およそ15分ごとに更新され、投票を待っている人数によって、15人から30人が待っている場合には「やや混んでいる」、30人以上が待っている場合には「混んでいる」といったように混雑状況が表示されるということです。
また、市内10の区にそれぞれ設けている「第1期日前投票所」では投票時間を前回の参議院選挙のときより1時間延長し、午後9時までとします。
【「郵便投票」活用も】
新型コロナウイルスに感染し、外出自粛を要請されている場合、投票はどうしたらよいのでしょうか。そんなとき利用できるのが「郵便投票」の制度です。
去年6月、郵便投票の対象を広げる法律が施行され、新型コロナウイルスに感染し外出自粛要請を受けてホテルや自宅、病院で療養中の人や、海外から帰国後、施設などで待機中の人も郵便で投票することができるようになりました。
郵便投票をするためには、まず、選挙管理委員会のホームページからダウンロードするなどして投票用紙の請求書を入手します。
そして、家族に頼むなどして、投票日の4日前までに選挙管理委員会に郵送します。
投票用紙が送られてきたら、候補者の名前などを記入して期限までに送り返せば投票完了です。
道選挙管理委員会によりますと、法律が施行されて初めての国政選挙となった去年10月の衆議院選挙では、新型コロナウイルスの関連で、道内で7人が郵便投票を利用したということです。
各自治体の選挙管理委員会はホームページに手続きの詳しい方法などを掲載して感染で外出自粛を要請された場合の利用を呼びかけています。
【道有権者数は447万人余】
道選挙管理委員会によりますと、道内の有権者数は公示日前日の6月21日時点で、447万7938人となっています。
これは、前回・3年前に行われた参議院選挙の際の458万5677人(公示日前日時点)に比べて10万7739人減っています。
【道選管「大切な一票を」】
参議院選挙の公示日を迎えるにあたり、道選挙管理委員会は石塚正寛委員長のコメントを発表しました。
この中で石塚委員長は、今回の選挙について、「わが国の社会情勢が大きく変化する中、新たな時代を託すべき私たちの代表を決める重要な意義を持つものだ」としています。
そのうえで有権者に対し、「選挙公報やテレビ・ラジオでの政見放送、インターネットの利用など、さまざまな機会を通じて得られる候補者や政党などの政策を見極め、投票日当日に投票に行けない場合には期日前投票や不在者投票の制度を活用して、棄権することなく、大切な一票を投じてほしい」としています。
また、新型コロナウイルスの感染が続く中での選挙となることについて、「各投票所では安心して投票してもらえるよう感染防止対策を実施しており、感染により宿泊施設や自宅で療養している場合に一定の要件のもとで郵便で投票できる制度もあるので、ぜひ活用して積極的に投票への参加をお願いしたい」と呼びかけています。
そして、候補者をはじめ関係者に対し、ルールを守った選挙運動と感染防止対策の徹底を求めています。
【全国の状況は】
全国の選挙区と比例代表には合わせて545人が立候補しました。
参議院選挙の立候補の受け付けは、22日午後5時に締め切られました。
NHKのまとめによりますと、全国45の選挙区には定員75に対し、367人が立候補しました。
政党別に見ますと、▽自民党が49人、▽立憲民主党が31人、▽公明党が7人、▽日本維新の会が20人、▽国民民主党が13人、▽共産党が33人、▽れいわ新選組が5人、▽社民党が4人、▽NHK党が73人、▽ファーストの会が1人、▽維新政党・新風が9人、▽幸福実現党が11人、▽参政党が45人、▽新党くにもりが8人、▽日本第一党が8人、▽諸派が15人、▽無所属が35人となっています。
選挙区での立候補者は、前回・3年前の選挙の候補者を152人上回っていて、これまでで最も多かった1995年(平成7年)の選挙に次いで、2番目に多くなっています。
一方、定員50の比例代表に名簿を提出したのは15の政党と政治団体です。
届け出順に、▽幸福実現党が1人、▽日本維新の会が26人、▽れいわ新選組が9人、▽公明党が17人、▽ごぼうの党が11人、▽立憲民主党が20人、▽国民民主党が9人、▽参政党が5人、▽日本第一党が2人、▽共産党が25人、▽新党くにもりが2人、▽自民党が33人、▽社民党が8人、▽NHK党が9人、▽維新政党・新風が1人となっています。
このうち、政党があらかじめ決めた順位に従って優先的に当選が決まる「特定枠」で立候補したのは、▽れいわ新選組が1人、▽ごぼうの党が8人、▽自民党が2人の合わせて11人です。
この結果、選挙区と比例代表をあわせた立候補者の数は545人で、前回・3年前の立候補者数より175人多くなっています。
このうち女性は181人と、立候補者全体の33%となっています。女性の候補者数と割合は、いずれも過去最高となっています。
今回の参議院選挙は、神奈川選挙区の欠員の補充を合わせ、前回・3年前よりも1議席多い125議席をめぐって争われます。
選挙戦全体の勝敗のカギを握るとされる全国に32ある定員1の「1人区」では、前回、前々回の選挙ではすべての選挙区で自民党の候補と野党の統一候補が対決する構図となりましたが、今回は野党側の候補者が一本化され与党と対決する構図となる選挙区は11にとどまり、残りの21の選挙区では野党側の候補者が競合しています。
選挙戦では、岸田政権に対する評価のほか、ウクライナ情勢を受けた物価高騰対策や、防衛力のあり方をはじめとする外交・安全保障政策などを争点に論戦が交わされる見通しです。
そして、自民・公明両党が安定的な政権基盤を維持できるのか、それとも野党側が反転攻勢に向けた足がかりをつくれるのかが焦点となります。
また、自民・公明両党と日本維新の会、国民民主党の憲法改正に前向きな4党で、非改選の議席を合わせて改正の発議に必要な3分の2の議席を確保するかどうかも焦点です。
参議院選挙の投票は、18日間の選挙戦を経て7月10日に行われ、即日開票されます。
NHKのまとめによりますと、今回の参議院選挙で、女性の立候補者は181人で立候補者全体の33%となっています。前回・3年前の選挙より、人数は77人多く、割合は5ポイント高くなりいずれも過去最高となりました。
政党別に見ますと、▽自民党が19人で23%、▽立憲民主党が26人で51%、▽公明党が5人で21%、▽日本維新の会が14人で30%、▽国民民主党が9人で41%、▽共産党が32人で55%、▽れいわ新選組が5人で36%、▽社民党が5人で42%、▽NHK党が19人で23%となっています。
女性の政治参加をめぐっては、4年前に、国政選挙などで男女の候補者の数ができるかぎり「均等」になることを目指すなどとした法律が施行されています。
【詳細は特設サイトで】
「参議院選挙を詳しく知りたい」「過去の選挙の詳細なデータをみたい」…。
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