去年８月、名古屋市の名古屋高速道路でバスが横転・炎上した事故で、中部運輸局はバスを運行していた愛知県小牧市にある「あおい交通」の本社営業所に対し、３台のバスを最大で３８日間使用停止とする行政処分を行いました。
この事故は去年８月、名古屋市の名古屋高速道路でバスが分離帯に衝突したあと横転・炎上し、２人が死亡、７人がけがをしたものです。
この事故を受けて中部運輸局がバスを運行していた愛知県小牧市にある「あおい交通」の本社営業所を監査したところ、８項目の法令違反が確認されたということです。
具体的には、バス運転手の勤務について、国が定める１日の拘束時間の上限の１６時間を超える勤務が複数件あったほか、それが発覚するのを防ぐために点呼の記録を改ざんしていたこともわかったということです。
このため中部運輸局は「あおい交通」の本社営業所に対し、３台のバスを最大で３８日間使用停止とする行政処分を行いました。
また「あおい交通」の別の営業所に対しても、バス停で待っていた利用客を正当な理由がなく乗せないなどの法令違反があったとして、２台のバスを２０日間使用停止とする処分を行いました。
あおい交通は「今回の処分を厳粛に受け止め、法令の遵守および輸送の安全確保を徹底し、全社をあげて再発防止に取り組んでまいります」とコメントしています。
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