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東海道・山陽新幹線は17日も一部区間で運転を見合わせました。大雨の影響で大幅な遅れが出た16日から一転、17日は雨の影響ではなかったようです。一体なぜ、混乱は続いてしまったのでしょうか。
■新幹線 きょうも運転見合わせ
ホームには人があふれ、切符売り場には行列が。3日連続の運転ストップに皆さん、お疲れ気味です。
15日は台風、16日は大雨の影響で運転見合わせとなった東海道・山陽新幹線。三度の大幅な遅れの原因は“夜通しの運転”にありました。
■「まさか3日も」新幹線ストップ
アナウンス:「25番線の列車、もうご利用いただけません。ご利用いただけません。次の列車ご利用下さい」
乗車限界のアナウンスが響く17日午前8時ごろのJR新大阪駅。ホームには乗車待ちの人たちが長い列を作り、停車している列車入り口を見ると、もう足を踏み入れるスペースもないことが分かります。
撮影者:「僕が並んだのは(午前)7時からで、最終的に乗れたのが午前9時前なので2時間弱だが、多分もっと早くから並んでいた人はいたと思う。子どもが地べたに寝てました」
“大動脈”の混乱は17日も続きました。
JR東海によりますと、17日は一時、上りで博多駅から浜松駅まで運転を見合わせ。8時33分に全線で運転を再開したものの東海道・山陽新幹線は各駅で大混乱となりました。
■「通路まで満杯」乗客ぐったり
運転再開後も様子を見ながらの走行だったのでしょうか、在来線の快速電車に追い抜かれています。東京駅に向かう「こだま」車内の様子。撮影者は…。
撮影者:「自由席は通路まで満杯です。座れているからいいけど、トイレに行くのは無理だな」
■新幹線 連日の運転見合わせ
最大で2時間半以上の遅れが出た東海道・山陽新幹線。東京駅でも改札のなかで座り込む人や改札口で駅員に相談する人の姿が見られました。
16日の遅れは静岡富士市の大雨が原因でしたが、17日は雨の影響はありませんでした。しかし、午前11時すぎのJR新大阪駅。依然、続く長い行列で駅構内は歩くのも難しいほどです。撮影した男性は16日午前8時半すぎに広島から新大阪に帰る予定でしたが、到着したのは17日午前1時すぎでした。
新大阪に深夜に到着 会社員の男性(45):「もうカオスですね。エスカレーター降りたところに人だかりができているので、何千人っていう単位だと思いますね。あれはちょっと怖いと思った」
新大阪駅の混雑はその後も続き、午前3時すぎのホームでは新幹線に乗るための長い行列ができ、夜明け前とは思えない光景が広がっていました。
一方、東京駅では、八重洲口のタクシー乗り場前でタクシー待ちの人たちが長い行列を作っていました。
■“ギリギリの運行”が背景に?
16日の東京駅発の最後の列車が新大阪駅に着いたのが17日午前6時半ごろ。新幹線は朝まで終夜、運転していました。それでも、17日もまた運転見合わせとなった理由の1つをJR東海は「山陽新幹線と直通運転をしていなかった」ことだといいます。
通常であれば、新大阪を挟んで東海道新幹線と山陽新幹線は直通運転を行っています。しかし、16日はそれを取りやめていたため、折り返しとなった上り下りの列車が新大阪駅にどんどん詰まり、ホームがいっぱいになったため、始発の車両を入れることができなかったと話します。
JR東海によりますと、「きのう、なるべく多くの人に移動してもらうため、ギリギリまで運行したが、列車の新大阪到着が想定よりも大幅に遅れ、朝になってしまい始発からの運行が困難になった」とのことです。
専門家は今後の対策として「乗客の日程変更をしやすくすること」などが肝心だと話します。
鉄道ジャーナリスト 梅原淳氏:「混乱している時にどんどん人が来て駅にたまったりとかというのは、それは待っている人たちがとても危険なことなので、どうやったらやめてもらうかというのを考えてもらうのが一番だろうなと思う。(事前に)切符の払い戻しを手数料を取らないとか柔軟にとか、いつまでもできるとか、もっとそういうことを伝えて旅行の日程変更とかを簡単にできるようにしなければいけないのかなと思う」
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待っています
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