沢尻エリカ(37)が25日、大坂・森ノ宮ピロティホールで、主演舞台「欲望という名の電車」千秋楽を迎え、涙ながらに胸の内を語った。同作が薬物事件を起こして以来の女優復帰作となった。

カーテンコールでは観客からスタンディングオベーションで迎えられ、「おかえり」などの声援をかけられた。沢尻は「今まで本当に支えてくれた会社のみんなや、家族や友人や、そしてこうやって一緒に舞台を創り上げてくれた演出家の鄭さん始め、スタッフの皆さま、そして何よりも共演の素晴らしいみんなと舞台に立てたこと、感謝しています。そして何より、ファンの皆さま、今まで待っていてくれてありがとうございました」と涙。続けて「これからも、人として役者として成長していけるように1歩1歩頑張ります。皆さまにたくさんの笑顔と感動を届けられるような存在になっていけるように1歩1歩これから頑張っていきます」と決意を語った。

沢尻は19年11月に麻薬取締法違反で逮捕され、昨年2月に3年の執行猶予が明けた。今月9日に行われた同作の公開ゲネプロに出席し、約4年5カ月ぶりに報道陣の前に姿を見せた。千秋楽では復帰後初めて、公の場で自らの言葉で語った。