2011年にニュージーランドのクライストチャーチ市で起きた地震から22日で13年。語学研修に訪れていた富山外国語専門学校の生徒らが、ビルの倒壊に巻き込まれ命を落としました。学校では毎年、追悼の集いが開かれていますが、遺族は「何年経とうが子どもへの思いは薄れることはない」と話しています。
地震が発生した日本時間の午前8時51分。富山外国語専門学校での「追悼の集い」に参列した遺族や在校生らが、1分間の黙祷を捧げました。
2011年、ニュージーランドのクライストチャーチ市を襲ったM6.3の地震ではビルの倒壊に巻き込まれるなどして185人が死亡しました。当時、現地へ語学研修中だった富山外国語専門学校の生徒ら県関係者13人も命を落としました。
癒えることのない遺族の悲しみ。在校生たちは先輩たちに向け「歌」を手向け悼みました。その歌詞には「1人じゃないから心の中でつながっている。強くなれる。この瞬間あなたを思っている」と若くしてこの世を去った先輩たちと遺族たちを励ますような一節もありました。
娘・美奈さんを亡くした山谷信昭さんは、地震から13年経過した今の気持ちを在校生に述べました。
山谷信昭さん:
「あれから13年が過ぎようとしていますが、私たちにとってはつい昨日のように感じられます。娘の美奈が愛した言葉で結びたいと思います。『頑張ってみる、辛いかもしれないけど、きっと乗り越えた先に素晴らしい人生が待っているはずだ』彼女の思いを胸に皆さんが明るい未来に向かって進むことを心より願っております」
また、今年は元日に能登半島地震が発生し、遺族らもいたたまれない気持ちを抱いています。
娘を亡くした横田政司さん:
「マンションが横揺れしたのが目で分かりました。これを見たときにこんなパニックの中で一瞬にしてビルが潰れたんだろうな。そのときにどんな思いで潰れていったんだろうと想像すると絶句。何も考えることができない状況になりました」
娘を亡くした金丸直弘さん:
「ここへきて、その悲しみが深くなっていくような状況であって、13年経って何が変わったかというと何も変わったことはないし、ただ、今回1月1日に地震があって、能登の地震の状況や背景をみると本当に悲しくなって大変だなって、痛感しました」
娘を亡くした菊田邦俊さん
「13年経とうが、15年、20年になろうが子どもたちに対する思いは薄れるものではない。これから先も頑張っていかなければいけないと改めて思いました」
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