プロ野球、ドラフト会議で、町立の知内高校の坂本拓己投手がヤクルトから4位指名を受けました。
奥尻町出身の坂本投手は身長1メートル80センチ、体重85キロの左投げで、最速147キロの球威のある速球とスライダーが持ち味です。
ことし夏の南北海道大会では知内高校のエースとして決勝進出までの3試合を1人で投げ抜き4失点と好投し、初の準優勝に大きく貢献しました。
将来性のある左ピッチャーとしてプロのスカウトから評価されていましたが、ヤクルトから4位で指名を受けました。
ヤクルトが坂本投手との交渉権を獲得し、今後、入団交渉が行われます。
坂本投手の入団が決まれば、奥尻島出身のプロ野球選手の誕生は46年ぶりで、阪急などで活躍して通算165勝をあげた佐藤義則さん以来、2人目となります。
20日に行われたプロ野球のドラフト会議で、知内高校の坂本拓己投手がヤクルトから4位で指名されました。指名の直後に行われた坂本投手の会見のほぼ全文です。
【会見質疑応答】
Q率直ないまの気持ちを教えてください。
Aまずは本当に今まで支えてくれた人たちに感謝したいです。
本当にありがとうございました。
Q指名の時までどんな気持ちで待っていましたか?Aはじめは緊張よりもわくわくが勝っていましたが、どんどん1巡目、2巡目と順位が進むにつれて緊張のほうが勝っていって、どんどん「どうなるんだろう」という気持ちが強くなっていきました。
Q知内高校として初のプロ指名ですが、お気持ちは?A知内高校から初めてプロ野球に行くということで、自分がこれからプロに行ったときに、知内高校をどんどん全国に広めていけたらいいなと思います。
Q坂本選手の地元・奥尻島からは46年ぶり佐藤義則さん以来2人目ですが、そこへの思いは?A46年ぶりということで、奥尻からプロ野球選手が出たら2人目になるんですが、いままで奥尻で育ってきて、いろんな人に支えてもらったので、これからは自分がしっかり島の人たちに恩返しできたらなと思います。
Q生まれ育った島の人も楽しみにしていたと思いますが、島のみなさんには?A帰省とかで奥尻島に帰ったときに、いろいろな人たちに声をかけてもらったので、いまは本当に感謝しています。
ありがとうございます。
Q会見場にご両親もいましたが、指名の瞬間をうけていかがですか?A今まで小さいころから育ててきてもらったので、きょうこの瞬間を一緒に迎えることができて、これも1つの親孝行になったのかなと思います。
Q指名を受けたヤクルトの印象は?Aことしも勝ち上がっていますし、チーム力が高いと自分は思っています。
そういう場所で自分もプレーできるのは、本当に光栄なので、これからも自分らしいプレーをしていきたいです。
Q一緒にプレーしたい、投げ合ってみたい投手は?A投げ合いたい投手は、同じ左ピッチャーとして2度戦っている門別投手(東海大札幌高校・阪神2位指名)ともう1回プロで戦いたいと思います。
Q地元・奥尻島を離れて知内での3年間を振り返っていかがですか?A最初入ってきたときは全然ダメダメだったんですけど、それから自分がどうやったら活躍できるようになるかを1つ1つ考えた結果、ここまで来ることができました。
そういう探す力を身につけたからこそ今があると思うので、これをプロに行っても継続していきたいと思います。
Q新たな節目を迎えたが、今後どんな選手になって活躍したいですか?Aまずは一軍で活躍するということが1番の目標なので、そこに向けて先のことを見過ぎずに1つ1つやっていきたいなと思います。
Q吉川英昭監督にメッセージをお願いします。
Aここまで来られたのは吉川先生のおかげでもあるので、これからはもっと自分が活躍して、知内高校の知名度を上げていけたらいいなと思います。
Q奥尻出身ですが、3年間知内の人たちも応援してくれました。
知内の人たちへの思いはいかがですか?A今の自分がいるのは奥尻島という環境でいろんな人たちに支えてもらった部分もあるので、とりあえず今はありがとうという感謝の気持ちを伝えたいです。
知内の人たちには、誰からも応援されるチームを目指してやってきたので、ことしの夏の北海道大会でも知内町のたくさん人たちに応援してもらえました。
本当に感謝しています。
Qプロになるが、今後どういう形で恩返ししていきたいですか?Aこれからは自分が活躍することで、今まで応援してくださった人たちが喜ぶと思うので、自分が活躍する姿をどんどん見せていけたらいいなと思います。
Qプロに入るまでどんな準備をしていきたいですか?A今まで通り変わることなく、今の自分がやるべきことをちゃんと探して1つ1つやっていけたらなと思います。
Q自分のやるべきことを1つ挙げるとしたら?Aもう1度、生活面からちゃんとしていこうかなと思います。
Qプロで通用すると思う部分はありますか?Aやっぱり自分はストレートが持ち味の選手なので、そこをどんどん磨いていってプロでも通用するようにしていきたいと思います。
Q指名された瞬間、監督と抱き合っていたが、その時の気持ちは?Aここまで進めてもらったのは吉川先生のおかげなので、とりあえず選ばれて、「支えてきてもらってありがとうございます」という気持ちでハイタッチをしました。
Q母親は横で涙を流していたが、思いは?A今の自分がいるのは、親のおかげですので、「本当にありがとう」という気持ちを伝えました。
Q自分らしいプレーというのはどういうプレーになりますか?A自分は島から出てきていて、ほかの人と違ってのんびりした部分があるので、そういう部分を個性として活かしながら今まで培ってきた能力をもっと高めていき、プロで活躍したいです。
Qヤクルトで目標の選手はいますか?A石川さんにご指導していただきです。
野球技術もそうだしメンタル面でも鍛え上げてプロでも通用するような選手になりたいです。
Q門別選手が指名されたとき笑顔だったがどんな気持ちでしたか?A門別選手が指名されたときは「あー」という感じでした。
自分も今まで自分を信じてやってきたので、選ばれるだろうと思って待っていました。
Q今後、門別選手と対戦するかもしれないが、門別選手にメッセージはありますか?A同じ左ピッチャーとして、ライバルとして2人でどんどん上を目指していきたいです。
Qプロで対戦したい打者はいますか?A対戦したい打者は、村上宗隆選手です。
Q奥尻島では佐藤義則さん以来ですが、どういう存在ですか?A同じ島出身の人で本当に尊敬している人なので、そういう人がいるので自分もそういう人を目指して、これから先を見すぎず目の前のことを1つ1つやっていきたいです。
Q知内高校とは坂本選手にとってどんなところですか?A知内高校は野球環境が整っていて、中学生の時から知内高校で野球をしてみたいと思っていました。
知内高校入って3年間野球を続けて、夢をかなえることもできたので、これからもっともっと上をめざしてやっていきたいです。
Q後輩にメッセージはありますか?A後輩に支えてもらった部分もあるので、しっかり感謝の気持ちを伝えたいです。
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