リニューアル工事のため休館している県立恐竜博物館から、恐竜のロボットや全身骨格を運んで展示する企画展が始まるのを前に、福井市の会場で準備の様子が公開されました。
勝山市にある県立恐竜博物館は、大規模なリニューアル工事のため、ことしの夏まで休館しますが、大型連休に合わせて、恐竜のロボットや全身骨格などを運び出して、特別に展示することにしています。
会場の福井市の県産業会館では、１５日、展示に向けた準備の様子が報道機関に公開されました。
このうち、実物大の全長１２メートルのティラノサウルスのロボットは、ほかの恐竜をかみ砕こうとする迫力ある動きが特徴で、１５日は、配線作業などが進められていました。
また、勝山市で見つかった大型の草食恐竜「フクイティタン」のロボットは、最新の研究成果を反映して歯並びを調整したということで、全身を組み立てる作業が行われていました。
展示会では、１８００平方メートルの室内に、ロボット６体や全身骨格１８体、それに化石など、あわせて１２０点ほどが展示されることになっています。
県立恐竜博物館の竹内利寿館長は「１億２０００万年前の福井の恐竜時代を、体感してもらえると思います。恐竜たちがみなさんを心から待っています」と話していました。
展示会は福井市の県産業会館で４月２１日から５月１４日まで開かれます。
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